今回は、先日Amazonプライムビデオで観た『今夜、ロマンス劇場で』を紹介します。

『今夜、ロマンス劇場で』は、綾瀬はるかさんと坂口健太郎さん主演の恋愛映画。

「映画」をテーマにした切ない恋の物語となっています。

映画には、たくさんの喜びと感動をくれる奇跡のような力がある

映画『今夜、ロマンス劇場で』より

この映画で、そんな「奇跡のような力」を是非味わってみてください!




あらすじ

この映画はある老人が入院している病院から始まります。

この老人には孫がいるのですが、その孫は老人が転んでも手を貸さないため遺産目当てなのではないかという噂が立っていました。

そんな中、一人の看護師が老人の病室を訪れ、昔老人が書いた脚本を見つけます。

仕事をサボりたい看護師は老人にその脚本を話して聞かせてほしいと頼み、ここから場面は老人が書いた脚本の中に入っていきます。

以下は老人が書いた脚本の中へと場面が切り替わった後のストーリーです。


助監督の健司は映画好きで、近くの映画館の館長に頼み込み閉館後の映画館で夜な夜な映画を観ていました。

目的の映画は『お転婆姫と三獣士』。

健司はこの映画に出てくるお姫様・美雪に恋をしていたのです。

ある夜、いつものように健司が『お転婆姫と三獣士』を観ていると突然停電が起こり、映画の中から美雪が飛び出してきます。

タイトルの通りお転婆な美雪に振り回される健司ですが、果たして二人はどのような運命を辿ることになるのでしょうか?

主な登場人物

病室の老人(加藤剛)


昔自分が書いた脚本を看護師に話して聞かせる。

美雪(綾瀬はるか)


老人の脚本の登場人物。映画の中から飛び出してきたお姫様。

牧野健司(坂口健太郎)


老人の脚本の登場人物。映画の中の美雪に恋をする助監督。

成瀬塔子(本田翼)


老人の脚本の登場人物。健司に想いを寄せる社長令嬢。

山中伸太郎(中尾明慶)


老人の脚本の登場人物。健司と同じ映画会社で働く青年で、健司のライバルでもある。

見どころ・感想(※ネタバレあり)

監督デビューのチャンス

ある日、映画会社の社長から脚本を書くチャンスをもらった健司は悩んだ末に、自分と美雪を題材にした脚本を書くことに決めます。

脚本づくりのために美雪と二人でいろんな場所に出かける健司。

そこで健司は美雪に自分が書いている脚本について話すのですが、それを聞いた美雪は不安や寂しさが入り混じった表情で「結末は?」と問いかけます。

「まだ決まってない」と答える健司でしたが、美雪のこの表情には彼女自身のある秘密が関わっていました。

その秘密とは…?

ホタルの川

ある夜、健司は美雪をホタルの飛び交う川に連れていって告白をします。

美雪も嬉しそうな様子でしたが、なぜか美雪は健司の想いに応えることができません。

それもそのはず。

実は美雪には、人の温もりに触れると消えてしまうという秘密があったのです。

忘れ去られた映画のヒロインである美雪は、それでも熱心に見続けてくれた健司に会って伝えたいことがあり映画の世界を飛び出してきました。

そのことを健司に打ち明けた美雪の一言。

「見つけてくれてありがとう」

映画『今夜、ロマンス劇場で』より

家を出ていく美雪

美雪の秘密を知って以来、なんとなくぎこちない様子の二人でしたが、ある日美雪が健司の家を出て行ってしまいます。

もう一度彼女に会うため健司は美雪との想い出の場所を探し回り、初めて会った映画館に美雪がいることを突き止めます。

しかし、もう健司には会わないという美雪。

一度は美雪と会うことなく帰っていった健司ですが、やはり諦めきれずに美雪のもとに向かいます。

そこでもう一度美雪に想いを伝える健司。

美雪は健司の想いを受け止め「最後に一度だけ抱きしめて」と言い、健司もその言葉通り美雪を抱きしめようとしますが、ここで場面は老人の病室に戻ります。

老人の正体とは…?

シーンが病室に切り替わったところで、話を聞いていた看護師は続きを促しますが脚本はここまでしか書かれていませんでした。

続きを書いてくれるようせがむ看護師。

そこへ老人の孫がやってくるのですが、なんとその孫は美雪の姿をしていました。

つまり、老人が看護師に話して聞かせていた脚本は老人の実体験を元にしたもので、周りが孫だと思っていたのは映画の世界から出てきて年をとらない美雪だったのです。

その後、老人は脚本の続きを書き始めます。

その脚本では、「最後に一度だけ抱きしめて」という美雪の言葉に健司は一度は抱きしめようとしますが思いとどまり、たとえ触れられなくても一緒に生きていく道を選びました。

結末は?(※ネタバレあり)

ここからは老人の脚本の話ではなく、現実の話として物語が進みます。

ある夜、家にいた美雪のもとに病院から電話がかかってきます。

急いで病院へ向かった美雪が病室に入ると意識が朦朧とした老人が寝ていました。

今までの想い出を涙ながらに話す美雪。

そして美雪の最後のわがまま

「触れたい。お前の温もりを感じてみたい」

映画『今夜、ロマンス劇場で』より

そう言って老人に寄り添います。

初めて人の温もりを知った美雪は幸せそうな表情で消えていくのでした。


翌朝、老人の病室を訪れた看護師は完成した脚本を見つけます。

その脚本のタイトルは『今夜、ロマンス劇場で』。

完成した脚本の中の健司と美雪は、触れても消えない幸せな日々を送っていました。

視聴方法

Amazonプライムビデオで観る

『今夜、ロマンス劇場で』はAmazonのプライムビデオで観ることができます。

Amazonプライムビデオは料金も安く、その他のサービスも充実していますので個人的におすすめです。

30日間無料でお試しもできますので、気になる方はこちら↓↓よりどうぞ。
>>Amazonプライムビデオを無料でお試し

Amazonプライムビデオについてもう少し詳しく知りたい方はこちら↓↓のページで解説しています。
>>Amazonプライムビデオのメリットとデメリット

Blu-ray・DVDで観る

『今夜、ロマンス劇場で』はBlu-ray・DVDも発売されています。

手元に残しておきたいという方はBlu-ray・DVDを購入するのもいいと思います。