今回は映画『ツナグ』を紹介します。
『ツナグ』は辻村深月さん原作の同名の小説を映画化したものです。
原作はすでに読んだことがありましたが、映画で観るとまた違った良さがありましたので、このページで魅力をお伝えできたらと思います。
「遺されて生きるものは、どうしようもないほどわがままで、わがままになるしかない」
映画『ツナグ』より
死者に会いたいと願うことは遺された人のエゴなのでしょうか?
あらすじ
生きている人と亡くなった人とを繋ぐ窓口「ツナグ」。
生きている人が亡くなった人に会えるのは一度きり。
亡くなった人が生きている人に会えるのも一度きり。
主人公の歩美は祖母から「ツナグ」の力を引き継ぐ準備をしていた。
そんな歩美のもとに、それぞれの事情を抱えてやってくる依頼者たち。
生きている人間は死者と会うことで何を想うのか?
登場人物
祖母から「ツナグ」の力を引き継ごうとしている男子高校生。
幼い頃に両親を亡くしており、「ツナグ」の仕事を通して死者や生きている人の様々な想いに触れることとなる。
歩美の祖母。
現在の「ツナグ」であり、歩美に「ツナグ」の力を託そうとしている。
死んだ母親に病気のことを隠していたことを引きずっている。
強情な性格で、別の理由にかこつけて「ツナグ」のもとを訪れる。
歩美と同じ高校の演劇部に所属する女子高校生。
役のことで喧嘩したまま親友の御園を交通事故で亡くしてしまう。
嵐美砂の親友で同じく演劇部。
美砂と喧嘩をしたまま交通事故で亡くなってしまう。
30代のサラリーマン。
7年前に婚約者が失踪して以来ずっと引きずっている。
土谷功一の婚約者。
7年前に友達と旅行に行ったきり行方が分からなくなっている。
見どころ
依頼者の様々な事情
依頼者はそれぞれの事情を抱えて「ツナグ」のもとを訪れます。
後悔や罪悪感。
直前で死者と会うことを拒む人も。
死者と会って話すことは、必ずしも遺された人にとって良いことばかりではないのでしょうか?
嵐美砂の悲痛な叫び
演劇部の嵐は役のことで喧嘩したまま親友の御園を自転車事故で亡くしてしまいます。
ある罪悪感を抱えたまま、もう一度親友に会うため「ツナグ」のもとを訪れる嵐。
笑顔で迎え入れてくれた御園に嵐は胸の内を打ち明けることができず、ただただ謝ることしかできません。
そして、御園との面会を終えた嵐は衝撃の事実を知ることに。
そこでの嵐の悲痛な叫びは胸に来るものがあります。
歩美と祖母のドラマ
歩美はまだ見習いという立場で少しずつ「ツナグ」の仕事を引き継いでいきます。
歩美自身も幼い頃に両親を亡くしており、「ツナグ」の仕事を通じて死者や遺された人の想いに触れることに。
「ツナグ」のもとを訪れる人たちだけでなく、歩美や祖母にもそれぞれドラマがあります。
歩美の両親の死の真相とは?
そして祖母の後悔とは?
視聴方法
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おすすめの映画ですので、少しでも興味のある方には是非観ていただきたいです。